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果し状…

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又連合からの攻撃を受けることになった。

「きびしいのう…」

思わず、つぶやく。
それはそうだろう。相模に攻めてくるのは、
織田、足利の連合軍なのだから。

織田家には全国有数の同盟『不撓不屈』がいる。

一緒に攻めてくる足利とは今まで戦ったことは無い。
そのため、どんな攻めをするのか、どんな敵がいるのかを
配下の部将に調査に向かわせた。

「ただいま戻りましてございます。」

その能力を極めた忍兼部将の半蔵が報告書を持ってきた。

「足利家筆頭は、盟主のLiu殿が率いる『百鬼揚羽』でございます。」

「ふうむ…、百鬼…」

名前を聞いた瞬間、頭の中で光るものがあった。
そしてそれが走馬灯のように、数々の戦場と槍、
白刃の煌きとともに、数々の顔が浮かぶ…

「すまぬが、少しやすませてくれ…」

報告途中の半蔵に断り、奥の部屋で横になる。
頭が割れそうに痛い…

「今のは?なんじゃ…。頭が割れる…」



いくらか時間がたっただろうか。漸く意識がはっきりした。
傍らには、書状が1通置いてある。

「?」

半蔵からの添え書きがある。

「先ほど、早馬にて届きました。
 不審な物は入っていないことは確認済みでございます。
 封を切っていただいても差し支えございません。」

相変わらず、気のまわる男だ。
書状を破り、中を見る。

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果し状

貴殿、記憶を失ってるとの由
我が一軍を討ちこみ、その衝撃により脳震盪せさしめ、
記憶を取り戻す一助とならんと欲す

明後日夜、貴殿本城を1軍にて攻めるので、
天衣無縫陣を用意されたし

足利同盟 じみ☆へん

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「!!!!」

じみ☆へん殿…。
この名は聞き覚えがある。足利家でも武を持って鳴る同盟、
『足利同盟』のなかでも高名な破軍武将。

その破軍武将が、儂を知っておられると。
更に、今の儂の状況までも…

いきさつはどうあれ、これは受けねばならんな…
1部隊での攻撃をと言われれば、こちらも1部隊で
受けねばなるまい。
配下の部将を広間に呼び、明日の準備と覚悟を伝えた。

「秀吉、しっかり準備をしておいておくれ。」

「なーに、わたしがおりゃだいじょうぶだで。」

「調子に乗ってはいかんぞ。肝心な時にいつもおまえは
 天衣を出さんのだから。」

「あいたたた。><それをいわれたら厳しいですな。」

「わはははは。」

決戦を前に、皆の緊張が緩んだ。適度の緊張は良いが、
対破軍武将を意識し過ぎるとその前がボロボロになる。

席を置かせていただいている同盟の為にもそれまでは稼がねば…。


夜空では星がいくつも流れ、
明日の戦の激しさを予感させていた…


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行きますよ 

一発特攻しますゆえ。よろしゅうにw

わくわくドキドキ 

男の勝負ですね!
しかと見届けます・・・。

NoTitle 

楽しそう~

よっしー。 

待ってます。

キラーン(+・`д・´)ノよろしく

孫五九さん 

いまから、頭が痛い…
寒気がする…
吹っ飛ばされそう><。まあ見てて。

Carズさん 

楽しい…
きっと楽しい。間違えなく楽しい…
カタカタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ
でもこわーい><。。

毛利とあたったらやりますか!うちらも。
シ(・∀・)ゞ
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