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目覚め。

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此処はどこだ…
真っ暗闇だった周囲に目が慣れると共に、
段々と輪郭がはっきりしてくる。
家の中、しかもかなり広い。 調度品も高そうで、味がある、
少し趣向を凝らした、品の良いものばかりだ。

不意に襖の向こうに人の気配がする。
申し訳なさそうに、こちらを覗く。小さな女の子だ。
おかっぱ姿がかわいらしい。
目が合った。笑いかけてみる。

「父さま~。目を覚ましたよ~」

そのまま走って、自分の父親のところに向ったようだ。

暫くすると、女の子が走り去った方から、衣擦れの音が近づいてくる。
部屋の前で止まると、ゆるゆると衾が開く。

「お目覚めですか。随分と静かだったので、死んでいるのかと思いましたよ」

返答に困っていると、

「お手前は、海に打ち上げられていたですよ。しかも体中傷だらけで」

全く記憶が無い。なにが起こったのか?
そういえば、自分の事もわからない。これはなんだ?どういうことだ?
懸命に記憶を辿るが何も思い出せない。

「そうですか、なにも覚えていらっしゃいませんか。
 致し方ないですね、簡単にお教えいたしましょう…」

ここに運び込まれてくるまでの顛末を簡単に教えてくれた。
一族で貝拾いに海へ遊びに出かけたときに、私が海岸に漂着していたこと。
身体中が打ち身や、出血の跡でいっぱいだったということ。
それを、かわいそうだと先ほどの女の子が泣きながら叫ぶので
家に連れてきて介抱してくれたこと。

話を聞いて合点がいった。
身体中に包帯が巻かれていること。
そして、何よりもおなかが空いていたことを。

「まもなく、朝餉の時間ですので、少々お待ちください。」

そういい残し、ご主人は出て行った。

「さて、どうしたものだろう。」

表を眺めると、なにも自分は関係ないとでも言うように、
のんきに不如帰が鳴いていた。
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~ Comment ~

NoTitle 

よ!待ってました!

ゆうしゅーさん・ちゃおずさん・よっしー 

ご期待戴くほどのものではないかもしれませんが。
お暇なときにまた覗きに来てくだされ。
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