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戦前…

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「この村にも檄文が参りました!」

母屋で下働きをしている小僧さんが走り込んで来た。

「どちらからかな?」

「大殿様、北条氏康さまからです。」

「氏康…おお、7つ疵の氏康殿か…」

現在の北条の大殿 氏康の顔には7つの向こう傷がある。
彼の数々の戦の中でも関東に氏康ありと世に知られる
きっかけになった、戦いがあった。

『相模の獅子』と呼ばれるきっかけとなったその戦は、
河越城での攻防戦とよばれる戦で、北条家の守る城に、
扇屋上杉家の上杉朝定軍とそれを助けていた関東管領の足利晴氏軍の
総勢8万と言われる攻城軍との戦だった。
僅か8千の寡兵で城を守っていた氏康たち北条軍は、
敵の緩慢な動きに漬け込み夜討を決行。そしてその作戦は見事にあたり、
散々に敵を破り、大勝利を得たが、その代償に出来たものだ。

この戦以降、関東における北条家の礎は確固たるものになったと言えよう。
早雲が興し、氏綱がまとめ、氏康が固めたというところか。
そして名将として、『甲斐の虎』武田信玄、『越後の龍』上杉謙信と並び賞され、
武将として世に出るきっかけとなったのも間違いない。


「で、なんと書いてあるのじゃ?」

「敵が攻めてくるから気ぉつけろって。
 でも、今は皆大変な時期だから、無理するなってさ。」

「なるほど…」

懸命な判断だ。今、全うに戦えるのは国内勢力でも僅かな上位陣のみ。
ここで無理をして、兵を損なう位なら、今は内政を整えたほうが良いだろう。

「で、母屋の者たちはどうすると?」

「皆、いったん僻地に疎開するってさ。
 懐園さまはどうするか心配してたよ。」

「そうじゃな…。
 皆で先に行っててくださる様に伝えておくれ。」


そういうと席を立ち、幾許かの準備を命じた。


そして、自身はこれから戦場になるだろうと思われる地域に足を向ける。


北東方面からずっと様子を伺いながら歩く。

既に防衛戦の準備を整えている処もいくつかあった。

「さすがじゃのう。もうすぐ、まっくすじゃな。」

既に城主としての値が30段まで上がっている猛者も居る。
しかし、そこまで至って無くとも、とんでもない武将もいる。

とある城の城下町に差し掛かり、まるで空気のような歩みで、
前から来る武将がいた。

何気なくすれ違った時、一瞬でその人物が尋常の人のものでは
無いことがわかった。
なぜか背負ってきた世界が垣間見えたのだ。

たくさんの戦場での白刃の煌き、弓矢の往来。硝煙の匂い。

平穏の中でこそ、あたりに混ざって穏やかだが、
いざ、というときにはピンと張り詰めた空気になり、
あたりを切り裂く鎌鼬のような働きをする。

そんな空気だった。

「ふう、かの武将はどなただったのであろう…」

さぞ、高名な武将であろう。時間が有れば、声をかけ
ゆっくり語り合ってみたかったが…
自身の兵もままならない、今はやむなし。

まもなく始まるであろう戦に備えて、館の防備を固めよう…

大まかな敵国の動きを探り終え、
初めての戦をどう凌ぐかを考えながら、
足を館の方へ向けた…
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~ Comment ~

やばい! 

超オモロイッス!
早く次が読みたい!!!
毎日の更新、本当にお疲れ様です。

三期目、初の合戦ですが、全く何も出来ませんw
てか、兵積んじゃダメって事を肝に銘じて頑張ります!

ブログの更新、自己満足上等で頑張って下さい!
応援してます!

孫五九さん 

どうもどうも。
今はなにも出来んよね~。もう少し頑張って
多少戦出来る様になったらお邪魔します!
ちょっくら、修行もしてきますわ~
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